分からないのだが。
片道ブームが来てます、脳内に。
今晩和、久しぶりにネタが湧いてきている星海です。
以前のように、突然セリフが降ってくる、というのではなく、突然シーンが降ってくる状態です。
日常生活でふとした瞬間に、あ、今の・・・!?と瞬時に脳内変換するタイプのネタの湧き方です。
そのせいか片道ネタに繋がることが多い。
一番、日常的な漫画なので。
イタkissに繋がらない理由はやはり萌えが遠ざかっているからなのかその辺りは定かではありません。
先日、本館の拍手が何を弄ってそうなったのかよく分からないのですが、数字表示されるようになりました。
それで判明したことなのですが、どうやら私の書く二次モノは、男性目線の方が俄然人気があるようだ、ということでした。
実は私もその方が書きやすい(笑)
少女漫画は基本的に少女(ってウチの取り扱い、もうみんな「少女」じゃねー(爆))視点ですから、それの逆から見たらどうなるのか、というのが少女漫画のNL二次の醍醐味なのかな?
一回、片道を一巻から武来くん目線で辿っていくのとかしてみたいなーとか無謀なことを考えたこともあります。
とにかく無言が多い上に口数少ない武来くんなのですが、彼って別に無口な訳ではないんですよね。
読んでみると、実は麻里ちゃん以外の人間-兄弟であったり律子さんであったり、須田くんであったり、社長さんであったり-とはもの凄く楽しげに話していたり、自分の考えを吐露するシーンが多かったりします。
と、考えると、やはり彼は麻里ちゃんと何を喋って良いのか分からないから喋っていない、と考えるのが道理かなと思う訳です。
あの性格ですから、好きでもない女とは絶対に付き合いませんし、機会があっても麻里ちゃんの気持ちを尊重し二年半近くも手を出さずに居た(もはやこのレベルは不能かと疑いたくもなる)上に、例の「むやみやたらに抱けねぇ」発言の経緯を考えると、絶対ヤリ逃げを考えて適当に扱っていたと言うこともない。
つまり、嫌いだから無言で通していた、と言うことは無いハズなんですね。
以前にも何処かに書きましたが、武来家の兄弟同様、彼も麻里ちゃんの扱いが分からなくて困っていたと思われます。
物心着く頃には母親という一番近しい女性を亡くし、周りにいる女性は商店街を切り盛りする恐らく豪快な女性たちばかり。
バスケ部のマネージャーも、大体、男性と気兼ねなくお話し出来るタイプが多いですし、兄貴の嫁さんも姉御タイプ。
中学生の時に家出した際にはキャバクラ(彼は麻里ちゃんの手前「飲み屋」と表現していたようですが恐らく当時もそっち系の店)のホステスに匿われ。
そんでもって元カノはこれまた年上の姉御タイプ。
関わってきた女性が皆、実質的にも精神的にも年上のお姉様やおばさまたちばかり。
だったような男がいきなり温室育ちの華奢な、どちらかと言えば妹タイプなお嬢様とお付き合いなんてしてしまったら、付き合い始めてはみたが何話したらいいのかと困るのも分からないでもないかなと思う訳です。
多分、なんだかんだで素の部分であったりというのを話さなかったり話せなかったりしたと思う。
そういった意味で、武来くんは入江くんと違って分かりにくい人だと思いました。
入江くんって、良い育ちで頭も良いせいか、結構、きちんと思ってること話すんですよね。
ストレートな物言いでなくても、かなりねじ曲がった表現であっても、辛辣な言い回しであっても、何かしら言葉として相手(琴子)に伝えるのですが、武来くんはそうじゃない。
多分、本人が『湾岸道路』の最終話で言っていたとおり、本当に麻里ちゃんが好きで付き合っていた。
最終的には、夢だったJBLでの活躍と麻里ちゃんを天秤に掛けたときに、麻里ちゃんを選択するくらいに思っていたのです。
でもやはりそれは「オレなりにな」の言葉通り、やり方が彼なり過ぎた。
付き合いが短くて、会う回数も少ないくせに、言葉までもが少なすぎたカップルだと思います。
だからきっと、沢山頭の中で考えていたと思うし、浮かれたり悩んだりしていたと思う。
そういった「モノローグ」の部分を、麻里ちゃん視点で書かれているのが少女漫画である「片道切符シリーズ」だったと思います。
彼女も決してお喋りではなくて、だからこそ一人でよく勘違いして悩んで、と繰り返すのです。
きっと彼女と同じ時間軸で、武来くんも似たような「モノローグ」の部分を持っていたと思います。
そんな片道二次をしてみたいと思っていたりするのですが如何なモノか。
いま思ったけど、話書くより考察する方が早そうだ。
一足先にそちらから進めてみようかなと思いました。
また、ひとつだけ、女性目線の方が書きやすいモノがあるのですが、それがロイアイだったりする。
ていうかロイアイをロイ目線で書こうとすると、あんまりラブくならないんだよね、何故か。
結構、ウチのロイさんアイさんに対して相当ドライなところがあるので・・・。
ていうか私があんまり彼女のこと良いように見れないからかも知れないけど・・・。
とにかく余所様のように無条件に愛故にアイさんを愛するロイさんがウチには存在しないのですよねー。
どちらかというと、保護者目線なカンジ?
私の中で、マスタングさんは一生彼女を隣に立たせる(同じ目線でものを見させる)ことがないと考えていることもあるかも知れない。
例えば、多くのロイアイサイト様が書かれるのは、『天は赤い河のほとり/篠原千絵』のカイルとユーリのような、二人で一緒に統治をする、というものなのですが、
私の考えるマスタングさんはフェミニストであり、その思考の根っこが女性の権利の主張というよりは男尊女卑に近いモノであるという点があるせいか、
どうしても危険な戦いの場に女性を連れて行くのを良しとせず、隙あらば家庭に押し込めたいと思っている気がしてならないのです。
だから極力彼女に闘う知識(戦略的なモノ)を植え付けていないような気がして、本人が頑として着いていくと言うことを譲らないから渋々連れて行く、けど自分で考えて闘うことはしなくて宜しい、というような状態にしているような雰囲気が・・・。
正直ラスト戦のアレはシーン的に萌えるっちゃ萌えるんですけど、やたら主張される「中尉=有能」が加えられるとうーん・・・ってなるのが私の考えです。
(ていうか、普通、好きな人であればあるほど、その死を聞かされても信じないモノだと思っていた(拙宅の二次『餞の言葉』の冒頭にもありますが)ので、ちょっと彼女が本当に彼を愛しているのか疑ったりしたところもあったりなかったり・・・。)
それが思いっきり露呈したのがラスト戦だったのかもと思います。
今まで彼女は駒として大事にされながら戦ってきましたし、彼の言うとおりにだけ動いていたから、彼が居なくなったら動けない=ブレインの損失=思考の停止=行動の停止=死の選択になったのかなぁと。
というわけで拙宅の中尉は決して有能ではなかったりします。
あれは女だと思う、ただの。
有能設定を排除した彼女を愛でていきたいという非常に珍しいポジションだと思います。
なので、結構思考回路が女である中尉を書くのが凄く好き。
オンナという生き物ほどこの世で姑息で熾烈であくどい戦いをしている生き物はいないというのが私の持論なので。
他より自分を良く見せるために、あれやこれや戦勝を挙げて勲章じゃらじゃらつけて自分の強さをアピールするのが男の戦い方ですが、
それに対して、自分を良く見せるために自分が如何に可愛くてか弱い生き物であるかを証明するのがオンナの戦いだと思います。
なので強いのよとか見え張りつつちょこっと弱さを出したりするのが所謂抜け感とか言われるテクニックな訳ですが、ウチの中尉はそういうカンジ。
当にツンデレってそういうことだと思うんだ。
強いんじゃなくて強がって見せてるというのを計算して行動する。
天然じゃないです、ウチの中尉は。
というわけで、そういう彼女を描くには男目線で書くとイヤなオンナになりすぎる、ので中尉目線で書きたくなるんですよ。
うん。
というわけで。
ちょっくら考察書くために片道最初から読み直していこうと思います。
でも正直、一巻の麻里ちゃんは痛すぎて読めなかったりする(苦笑)
ホント、成長したなぁ麻里ちゃん・・・。
世間の皆様の多くは給料日ですね^^
給料日話でディナーに出掛ける武来家次男夫婦とか書きたいなぁ・・・。
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