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夜逃げ街道まっしぐら。
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世界は、暗転したと思われた。



本日というか昨日はゼミの誕生日ぱーてぃー(5月)がありました。

例によって例の如く朝から出勤して今回は手作りちゃおずを作りました。

えぇ、皮から。

もうそれはそれは疲れましたがそれなりに美味しく頂きました。

そして午後の5時半頃、山中のとある施設にゼミ生で顔合わせを兼ねたバーベキューへ参りました。

楽しく過ごして午後9時半頃。

下山中にそれは起こりました。

今回は3台の車での移動で、先生が運転する一台以外はなんと初心者による運転でした。

私はゼミの女の子の運転する車に同乗、運転席の後ろに座っておりました。

彼女は免許を取って2ヶ月程度、車が来てから2週間程度のスキルを持っていました。

が、夜間山中の運転です。

加えてしとしと雨が降り、辺りは霧で煙っています。

本人は非常に怖がっておりました。

何故なら彼女は、琴子と同じ『鳥目』だったのです・・・!

怖い怖いと言いながら、前を走るゼミの男の子の運転する車を追いかけながら下山。

すると、電話がかかってきました。

曰く、眩しいからライトを落とせ、とのこと。

言われて慌てて落としたのですが、全く前が見えません。

鳥目ではない私でも見えません。

見えないので上げたり下げたりを繰り返すのですが、どうにも上げれば眩しいと言われ下げれば見えず、困惑する一同。

恐ろしいことにこの車内、全員女子なのですが、運転している彼女以外、誰も免許を持っていないのです。

すると再度かかってくる電話。

山道で聞き取りにくく、聞こえない聞こえないと隣の子が騒ぎ出し、携帯をパスされる星海。

なんとか聞き取れたのは、『ハイビームになってる』。

運転手にライトを落として貰うと、本人が見えないと言うのでそれを口頭で伝えると、電話口からは違う違うと返ってきます。

彼らは電話の向こうで中間のライトがあるはずだ、と言うのですが、ウチの運転手にそれを伝えても2つしか出来ないと言うのです。

電話口からは『それがハイビーム』『違う、それ一番暗いヤツだって』『押し込まれてるはず』だのなんだの、と指示が飛んできます。

現場は蛇行する山道、かなり急な右カーブ下り。

道幅は狭く街灯もなければ白線もなく、ガードレールもない。

前方の車も生い茂る木々の葉とカーブで見えず、辺りは真っ暗。

頼りは後方の車のライトのみ。

運転手はあれこれとライトをいじっているモノの、どうにもその二つにしか変化しない。

彼女がライトを落とした瞬間でした。

がくり、と右前方、谷側にのめり込む車体。

鈍い振動。

前方に引っ張られる身体。

続いてぐん、と円を描くように右後方へ流れ。

右の窓、視界の先は暗闇に生い茂る木々。



あ、転がる。



脳裏に駆けたのはその言葉でした。

握った携帯電話からは『おいっ!おいっ!?星海さん!?星海さん!!・・・事故った!?事故った!?戻れ、戻れ戻れ!!』と騒ぎ立てる声。






結果から言うと、私たちは生きていて、どこも痛くはありませんでした。

いま、ここを書いているから当たり前ですよね。

運の良いことに、そこには側溝があったのです。

道を外れて谷側の茂みに突っ込みそうになったところを、タイヤが取られて前後共に完全に脱輪。

車体が完全に右の谷側に傾き、停車していました。

結局、男手7人(ウチのゼミの人間と先程別れた人)と女手3人(その車に乗っていた子たち)で持ち上げなんとかなりましたが、情け無いことに私はその間、突っ立っているだけで言葉も出ませんでした。

相当酷い顔をしていたのか、別の車の中まで手を引いて連れて行って貰って中で待機させて貰う始末でなんかホントに肝心なときにも役に立てない自分が痛い。

何より私が始終放心状態でいたがために、運転していた彼女の不安を煽ってしまったと今更ながらに申し訳なく思います。

私はオンではどう見られているかは分かりませんが、オフでは相当“デキル女”に見られている気があります。

軽く言葉を噛んだだけで珍しがられるほど、どこか完璧だと思われています。

後から聞いたところによると、側溝に填った瞬間、私は相当な悲鳴を上げていたらしく。

電話をしていた男の子に「スゴイ悲鳴が、もう「キャーッ!!!」て聞こえたからマジで焦った」と言われました。

みんな一様に悲鳴は上げていたのですが、普段の私からそういった行動が想像できなかったらしく余計に慌てさせたようです。

さらにそういう普段取り乱すことのない私が呆然と立ち尽くしていたので、周りの不安を余計に煽り・・・。

なんていうか酷く反省中。。。です。。。

いやでも、ホント、正直死んだと思いました。

それくらい怖かったのも事実です。

運転していた子にはビックリして動けなかっただけだから心配しないでとメェルはしましたが、自分のせいで車に乗れなくなったらどうしようと悩んでいたみたいで新車が傷ついて落ち込んでいるところに余計な心配を背負わせてしまってなんかもうホントごめんなさいみたいな。




以上、本日の顛末でした。

ぐったりしていて早く寝たいのに興奮してるのか眠れないので一通り打ってみた。

そしてこれを打っていて気がつきました。

人間、焦ると単語を二回以上繰り返すらしい。(ゼミの男の子のセリフ参照;確かこう言っていた)


そしてこんなことですら、この運転していた子を麻里ちゃんに置き換えられないだろうかと一瞬考えた私はなんだと思ったorz

一体どういうシチュにしたらそれが可能なのか。。。

そしてやっぱり武来くんに助けに来て欲しいな、みたいな。



妄想しつつやっと眠くなってきたのでおやすみなさい。。。

私信はまた後ほどー。
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