自身の人生考察。から何故か大佐の血液型考察へ。
何故、私が内定を取ることが出来ないのか、を考えてみた。
そして出た、シンプルな答えが
『会社のために働けないから』
である。
私は「会社のために働く」という行為が理解出来ない。
そのことにはっきりと気が付いた切っ掛けは、なんとも悲しいことに血液型占いの本であった。
私の血液型はAB型。
とあるAB型人間を仕事の面から判定するような本にこう書いてあったのだ。
「AB型の人は会社のために働きたがらない。
けれども社会のためには喜んで働きたがる。」
これは他の血液型の人が、自身の部下(AB型)を評したものだったのだが、
コレを読んだときに、一瞬ぽかんとしてしまった。
それが当たり前ではないのだろうか、と。
この人は、それじゃぁ会社のために働いているのだろうか?、という疑問が残った。
私が就職したいと考える理由は、自分自身が生きていくためでもあるが、なにより社会に貢献するためである。
在り来たりかも知れないが、それ以外に考えられない。
加えて言うなれば、企業はよくこう謳う。
「私たちは社会に貢献しています」と。
そのために働くのに、何故こういう考え方が出てくるのか。
不思議でたまらなかった。
ので、就職課の人に言ってみた。
ウチの就職課の人は今年来たばかりの企業で人事をやっていた人間である。
彼に問うてみたところ苦笑された。
「それじゃダメだよ。御社に貢献して社会に貢献したいって言わなくちゃ」との弁であった。
納得しかけたものの、やはり疑問だ。
じゃぁ何故、会社は社会のために貢献するのに、その社員が会社に貢献しなくてはならないという意志を持たねばならないのか。
おかしいじゃないか。
社員が社会に貢献しようと働くその媒体が会社なだけであるはずなのに。
この「会社に貢献することで社会に貢献する」という考え方は、「会社の利益を社会に貢献するために会社の利益を増やす。だから会社のために働け。それが社会貢献だ」ってことであって。
私が考えるのと少し違う。
詰まるところ、「社員→会社→社会」ではなく「社員+会社→社会」であって欲しいのである。
ていうかそうでないとおかしいと思う。
だから私は働きたいところがない。
何処の会社でもイイと思って色々と受けてみる。
だってそうでしょう。
何処の会社も「社会貢献します」って言うんだから。
だったらどこの会社に入ったって、私にとっては何も変わらないのだ。
だって私がしたいことは「社会貢献」なのだから。
なのに「ウチでなくてもいいんでしょ。ウチでなくちゃダメって人が欲しい」なんておかしい。
それってやっぱり、結局のところ、「社会のためでなく、会社のために働く人が欲しい」って言ってるのと同じじゃないか。
社員が会社のために働いたからその利益で社会に貢献出来るんじゃない。
社会のために働いていたらいつの間にか利益が着いてきていた、それが会社を大きくした、というのが正しい会社のあり方なのではないだろうか。
より多く社会に貢献するために会社を大きくする、なんて考え方、はっきり申し上げて私にとっては愚の骨頂、受け入れがたい考え方なのだ。
ということに思い至った瞬間、何故だか急速に会社に入ることに興味が無くなった。
なんだろう。
この考え方(会社のために働く)が多くの企業の人事の考え方なら私はどこに行っても内定なんて取れない気がした。
だって働けるならどこの会社だって良いんだもん。
出来る出来ないがあるからそこは考えるけれど。
やりたいことと少しでも合致してたら本当に都会だろうが田舎だろうが外国だろうが全然どこでも行けるし、
少々やりたくないことでもやれる自信があるけれど。
会社のために働く自信は全くないっていうかその気がさらさら無い。
という考えが(普通だと思って)就活していたものだからいけないらしい。
のだが、どうやったら考え方を変えられるか分からない。
以前、私は潔すぎるほど諦めも切り替えも早いと書いたが、それは表面上を変えるのが得意と言うことで、
むしろ自身の意思とかモットーとか、そういう根本たる信念を曲げたり変えたりすることは非常に不得手である。
友人に「自分が納得しないものにはウソでもイエスって言えないでしょ」と言われたほど。
実際その通り、拒否感を少しでも感じる物には首を縦に振ることが出来ないのだ。
とにかく芯の通っていない物が、封印していた言葉を使っても言う、「大嫌い」なのです。
というより出来ないのです。
ここまで書いて思った。
やはりマスタング大佐はAB型って結構、濃厚かも知れない。
AB型はと紋切り型でよく言われるように、私にも全く出世欲はない。
多分、大佐にもそれは無かったと思う。
でも彼の信念は、根本たる思いは何だったのか。
それは「多くの人を守りたい」という社会貢献そのものだったはず。
だから本当は組織に馴染めないけれどそのための信念を思えば軍にも入れた。
でも組織に頭を垂れるつもりはないから、一軍人として働くつもりだった。
けれど内乱後、どうしても信念がこの組織では通じないと分かった。
けれどもそれだけは曲げたくない。
曲げたくないし、許せなかったから、本当は出世に興味はないけれど大総統を目指している。
その他、睡眠不足に弱そうなところや、胃腸が弱そうなところや、興味のないことにはとことん適当にあしらってしまうところとか。
防衛本能が強いせいか、気に入った人以外には外面を作って対応するところとか。
冷静に理論で物事を考えるくせに、いざとなると情で動いてしまうところろか。
普段は現実主義者な様相を見せるくせに、蓋を開けてみたら実は理想論者だったりするところとか。
ヘンなところで器用に出世するくせに、妙なところで頑固だから思いもしないところで躓くあのカンジ。
まさにAB型。
と言える気がしてきました。
ちょっと落ち着いてない。
夜には落ち着いてもう一度上がってこようと思います。
現在の私の頭の中、でした。
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