本館を更新しました。
約2ヶ月ぶりですみません。
DBに1点、クリスマスネタでupしましたのでお知らせ致します。
「ルーナとカメリアのウォーフェアー」。
ただ暗い。
全然ラブラブじゃないですごめんなさい。
今回の裏テーマは「オリエンタリズム」と題しまして、西洋から見た東洋のイメージをさらに転化させて作られているウェルカムようこそ日本への製品CMと、だーいすきだからーずーっとーの製品CMを使用させて頂きました。
オリエンタリズムは、一言言えば、「西洋から見た東洋文化」です。
昔、西洋から見て東洋は「野蛮」な国でしたから、西洋の人々は「コレは大変だ!彼らに教育を施して、もっと人間らしい生活をさせてあげなければ!」という保護(悪く言えば支配)欲求を沸き立たせ、それと同時にアジアの国々の「不思議な」分化を見て「これはおもしろい!まさに東洋的だ!」とそこばかりを際だたせるような表現をしたりしたのでした。
で、東洋の人々も徐々に「西洋人から自分たちがどう見られているか」ということを認識し始めるんですね。
それで東洋人自らが西洋人が作り上げた東洋人イメージを利用したりもするわけです。
今回書いた話の流れは後者のCMの一部をなぞっています。
あのCMがねー・・・、奇妙に見えてデスねー・・・。
チョンジヒョンさんが最後車の上に駆け上がって男の人に抱き留め(?)られるヤツなんですけど。
オリエンタリズムの視点で見ますと、ポイントとなるのは
①メインがアジア人女性である
②抱き留めるのは白人男性である
③それを評価するのは白人である
、の3点になるのだと思います。
①は(そもそも女性向けのヘアケア製品ということもありますが)女性である、というのがポイントで、これが男性では成り立ちません。
何故なら男性は受け入れる側であり、受け入れられる側ではないから。(そしてしばしばオリエンタリズムにおいて女性は搾取されるものであるから)
②が黄色人種でも黒色人種でもなく白色人種の男性なのは、言わずもがな、白色人種が「西洋」の作り出したヒエラルキーの頂点にいるから。
③も②と似た理由で、ヒエラルキーの頂点が白人だから。
「東洋」は常に「西洋」によって庇護され、そして評価されるものであり、決してその立場が逆転する(「東洋」が「西洋」と評価する)ということはないのですねー。
確か「世界が嫉妬する髪へ」というキャッチもあったと思いますけど、その「世界」って「西洋社会」のコトなんだと思います。
だってあのCMで周りにいるの、白人だけだもん。
黒色人種も黄色人種も居ないんだもん。
まぁその辺は日本人も理解してますし、あのCM、すごく映像が綺麗で音楽もステキなのでそこは良いのですが、私があまり好きではないのがメインのアジア人女性が韓国人や中国人であると言うことです。
何故、日本が日本向けに作っている製品(今はアジア圏でも販売されていますが)のCMなのに、メインの女優さんが日本人ではないのか。
それは恐らく、日本人が自分たちを中国人や韓国人より上だと認識しているからでしょう。
あのCMを見ながら、「アジアが世界に評価されて良い」と同じアジア人としての誇りのようなものを感じつつ、「うんうん、良くやったね良かったね」と周りの「世界」の人々と同じ上から目線でも見れるという、なんていうの、2倍の優越感、みたいなものを得られる見たいな。
そこが嫌(笑)
という難癖付けたがりな視点から完成したお話しなので、すっごいねじ曲がった思考回路のチチさんでごめんなさいなことになっています。
私の中でのアジア人女性のイメージ(つまりオリエンタリズムによって象られるアジア女性像)は「貞淑」で「男性の言うことには文句は言わず」「あれこれ怒っても最終的には男の言うことを優先させる」なのであんな風になりました。
因みに、何故、悟チチでなくカカチチなのかと言う理由はカカさんの方が白人イメージに沿っていると思ったからです。
そしてカカさんがすっごい身勝手ですみません。
とクリスマス前に萌えられないものをupした星海でした。
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